NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第94話が15日に放送された。情報番組「あさイチ」MC陣も朝ドラ受けした。

「カムカムエヴリバディ」ヒロイン3世代年表と当時の世相>>

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、クリスマスイブの日、るい(深津絵里)の前に謎の振付師・サンタ(濱田岳)が現れる。そこへ帰宅したひなた(川栄李奈)は、10年ぶりの再会の余韻に浸るのもつかの間、サンタが自分の親戚だと知り驚く。興味津々で自分の家族やルーツについて質問を重ねるひなたと桃太郎(青木柚)。そして、るいもまた、サンタになぜあの日、岡山から逃げ出したのか尋ねる。だがサンタは「よく覚えてない」とはぐらかす。

あくる日、商店街のクジ引きをサンタは手伝う。そして荒物屋あかにしの吉右衛門(堀部圭亮)に会い、岡山のことを思い出す。さらに安子の子ども時代や、小豆を煮ていた安子(上白石萌音)、そして幸福だった橘家のことを走馬燈のように思い出す。夢の中のようにダンスを始めるサンタ。商店街から歓声が上がる。踊り終えると涙を流し、倒れた。そして、るいや錠一郎(オダギリジョー)はサンタが病気で先が長くないことを知る。

感動の展開が続くが、あさイチの鈴木奈穂子アナウンサーはこの日も欠席となった。「鈴木アナウンサー、今週はお休みです」と説明された。博多大吉が朝ドラ受けし「算太さん、何かね、せつないね」と語った。華丸は、算太の感動のダンスシーンを踏まえ「人騒がせが過ぎるよね」と笑った。大吉も「街中で。最後は倒れるわ…。びっくりすると思う。ただでさえよく知らない人がサンタさんの格好して座ってて、急に踊りだして最後倒れる。商店街大騒ぎだと思う」と話した。華丸は「少しずつあらわになって」と今後の展開に期待した。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。