NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の16日に放送された第95話の平均世帯視聴率が18・7%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。

「カムカムエヴリバディ」ヒロイン3世代年表と当時の世相>>

これまでの第63話に記録した最高記録18・6%を0・1ポイント更新した。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、商店街でダンスを披露し、場を沸かせた算太(濱田岳)だが、実は病を患っていることが発覚。心配するるい(深津絵里)に、算太は「わしが悪いんじゃ。すまねえ。安子は何も悪くない」とわびる。そしてクリスマスプレゼントを渡す。中に入っていた物を見て、過去に思いをはせる、るい。それは、お金をためてきた算太の、古いものと新しい通帳だった。そして算太は亡くなる。錠一郎(オダギリジョー)は、ひなた(川栄李奈)と桃太郎(青木柚)、そして算太を連れて家族で岡山に里帰りしようと提案する。

岡山の雉真家にるいの一家は、算太の遺骨とともに里帰りする。そして勇(目黒祐樹)、雪衣(多岐川裕美)と再会する。るいは雪衣から岡山で算太が橘の和菓子店を再建しようとしていたことを聞く。雪衣は算太がいなくなったのは、自分が算太を傷つけてしまったからだと言う。