俳優森田剛(47)が42歳の不器用な漫画家志望者を演じる、主演映画「見上げてごらん」(10月30日公開)のノベライズ本が、30日に游藝舎(ゆうげいしゃ)から出版される。「おくりびと」「海街diary」「リーガル・ハイ」など、数々の名作映画のノベライズを手掛けてきた小説家でライターの百瀬しのぶ氏が執筆を手がけている。ちょうど公開1カ月前の出版となっった。

物語は、巨匠マンガ家のアシスタントを長年にわたりつとめてきた42歳の土屋輝一が主人公。自分を追い抜いてマンガ家デビューを果たした後輩、人気声優として活躍する別居中の妻へのやるせないモヤモヤ、そして同居する高校受験生の娘ともすれ違ってばかりの日常。

そんなある日、彼のもとに予期せぬマンガの企画が舞い込む。タッグを組むのは、仕事への情熱を見失っている29歳の中堅編集者・潮田ユキとマンガ家への夢を諦めきれない猪突(ちょとつ)猛進な40歳の新人アシスタント・山田ぽてと。不器用で、どこかさえない「迷えるオトナたち」が、マンガ制作を通じて再び己の人生と向き合い始める。