28日に15分拡大で放送された菅田将暉(29)主演フジテレビ系連続ドラマ「ミステリと言う勿れ(なかれ)」(月曜午後9時)の最終回世帯視聴率が11・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが29日、分かった。

前回の11・1%より0・1ポイント、アップした。

初回から13・6%、12・7%、13・2%、13・3%、10・0%、10・2%、12・3%、10・6%、11・6%、12・0%、11・1%だった。

個人視聴率は6・6%だった。

菅田が演じるのは、天然パーマにコンプレックスを持つ、友だちも彼女もいない、カレーをこよなく愛する東英大に通う大学生、久能整(ととのう)。さまざまな事件に巻き込まれる中、淡々と自身の見解を述べるだけで、謎も人の心も解きほぐしていく。同名の原作漫画は16年から「月刊フラワーズ」(小学館)に連載され、単行本は累計1300万部を超えている。

最終回で、大阪で美術展を見終わった整は東京へ帰る新幹線に乗車する。隣席に美樹谷紘子(関めぐみ)が座った。うたた寝から目覚めた整が、ふと隣席を見ると紘子が手紙を読んでいた。便箋を見た整は思わず「な、ご、や、に、は、く、る、な」と口にする。驚く紘子に整は謝罪。だが、手紙にそんなことは書いていないので、紘子には意味がわからない。整は文章ではなく、イラストの頭文字を並び替えたのだと教える。

すると、紘子は他の手紙も整に見せてくれた。紘子は整に手紙は父からのものだと話す。両親を幼い頃に亡くした紘子は、亡き母の親友が引き取って育ててくれた。しかし、最近になり紘子は育ててくれた母のクローゼットに古い手紙が隠してあるのを見つける。それが、今読んでいた手紙で父が今の母に宛てたものだ。今の母から両親は亡くなったと聞いていたが、父の手紙は紘子を返して欲しいと訴えていた。

手紙に書いてあった住所に、紘子が手紙を出してみると返事が来たので、父の元へ向かうところだと言う。しかし、手紙のイラストは解くほどに危ういメッセージが連なる。そんな2人の様子を見ながら徐々に席を移り近づいて来る人物がいた。整が声をかけると、それは紘子の育ての親の美樹谷サキ(高畑淳子)だった。

その頃、犬堂我路(永山瑛太)たちは大隣署の風呂光聖子(伊藤沙莉)らを助け、辻浩増(北村匠海)から我路の妹の愛珠(白石麻衣)の死の真相を聞いていた。だが、そこには新たな謎があった。