NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の1日に放送された第107話の平均世帯視聴率が18・6%(関東地区)だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第96話の19・5%だった。

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同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、ひなた(川栄李奈)はアニー・ヒラカワ(森山良子)と再会し、回転焼きの話をする。その中でひなたはあんこのおまじないをアニーに明かす。それを聞いたアニーは胸に迫るものがあり、取り乱した様子を見せる。

雪衣(多岐川裕美)が入院したことを知り、るい(深津絵里)は岡山の病院へ。そばで勇(目黒祐樹)が見守る中、雪衣は安子(上白石萌音)に対して長年抱き続けてきた思いを初めて吐露する。そして安子とるいに「ひどいことを言った。それがなければ2人は離ればなれになることもなかったかも知れない。謝りたかった」と打ち明ける。るいは雪衣に「自分を責めないで。みんな間違う」と優しく言う。やがて雪衣は亡くなる。

ますます母への思いを強めるるいの様子を見て、錠一郎(オダギリジョー)は「クリスマス・ジャズ・フェスティバル」のステージに出演し、サニーサイドを歌うことを提案する。「お母さんに届くかも知れない」と話す。るいは子どものころ、母・安子から聴いたサニーサイドを思い出す。