先月9日に終了したNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の総集編が4日、午後2時から総合で放送される。
上白石萌音(24)深津絵里(49)川栄李奈(27)がバトンをつなぐ形で、3世代のヒロインを演じた作品。この日の新聞のテレビ欄では
日々困難に懸命に立ち
向かう三世代ヒロイン
のそれぞれがたどった
道をもう一度!あんこ
を愛し英語講座と共に
歩んだ彼女たちが紡ぐ
この先の未来はどのよ
うに輝くか
と紹介され、縦読みすると「ひなたの道を歩こう」となった。
このフレーズは、ルイ・アームストロングの楽曲「On the Sunny Side of the Street」の歌詞の日本語訳の一部として作中に登場し、以降、困難に直面するヒロインたちを支える言葉として親子3世代に受け継がれた。作品を象徴するフレーズで、視聴者にも親しまれている。
「カムカム-」では、上白石が演じた「安子編」の総集編を昨年12月29日に放送。同日のテレビ欄でも「おいしゆうなれ」(おいしゅうなれ)と劇中で安子が繰り返すせりふを縦読みで読ませ、この遊び心もネット上で話題を集めた。
朝ドラ総集編の「縦読み」はおなじみとなりつつあり、18年後期「まんぷく」では「半年間ありがとう!」、信楽焼を題材とした19年後期「スカーレット」では「信楽大好き」「炎はきえない」、喜劇女優の人生を描いた20年後期「おちょやん」では「今日もええ天気」「人生は泣き笑い」などとテレビ欄で読ませていた。