沖縄県の地元紙、沖縄タイムスと琉球新報社が、合同企画「オキナワタイムカプセル新聞」を展開している。

本土復帰50年の節目に合わせたプロジェクトで、企画のコンセプトムービーと特設サイトが19日から公開。同日付の2紙朝刊には、メッセージを書き込み折りたたむことで長期間保存できるタイムカプセルになる新聞広告が、見開き裏表4ページで掲載されている。

節目の年に、沖縄の未来を考えることをコンセプトとしている。企画に賛同する沖縄出身の著名人もコメントを寄せ、元プロボクサーの具志堅用高(66)は「私は興南高校への進学を機にボクシングを始めました。復帰の年は高校2年生で、インターハイで県外に行く際パスポートがいらないことで復帰を実感しました」と当時を振り返る。

昨年の東京五輪では、空手の喜友名諒やレスリングの屋比久翔平ら多くの沖縄出身選手が活躍し「沖縄には子供たちが伸び伸びと育つ環境があると思います」。また「スポーツだけでなく、芸能や学業など打ち込めるものを見つけて、世界で活躍するウチナーンチュになってほしいと願っています」と子どもたちに期待し、「目標を持って頑張り続ければ、夢はかなう。ウチナーンチュであることに誇りを持って、世界に羽ばたいて欲しい」とメッセージを送っている。

賛同者には、具志堅のほかORANGE RANGEのYOH、ガレッジセールのゴリ、スリムクラブの真栄田賢と内間政成、當真あみ、屋比久翔平が名を連ねている。