俳優の板垣李光人(20)が世界最大級のNFT(非代替性トークン)マーケットプレイス「Open Sea(オープンシー)」を使い、独自のデジタルアート作品を世界に向けて販売する。

もともと絵を描くことが好きで、これまでも自身のSNSなどでその腕前を披露してきた。日本家屋をほうふつとさせる自身のファンクラブサイトのアートディレクションも自ら担当しており、その色合いや神秘的な作風には称賛の声も集まっている。

発表したアート作品は、22年6月9日午後7時から16日午後6時59分までのオークション形式でリリースする。出品する5作品はOpen Sea上ですでに公開されており、収益の一部は日本赤十字社に寄付する。

板垣は「匿名かつ不明瞭なデジタルの海の中で、確かに所在するという安寧は創作者にとっても皆さまにとっても心地のよいものであろうと思います」とNFTでのリリースを喜び「そして愛を込めたただ1つの作品をぜひあなたの手元へお収めいただき、その愛がまた誰かの元へまわることを願います」とコメントした。

作品の題名は「Eleganza Buddha Collection(エレガンザブッダコレクション)」。板垣は「古来より我々日本人とも蜜月な関係にあった仏という存在の持つ静寂さや轟轟と滾る魂にインスピレーションを頂戴し、モダンかつファッショナブルに再構築した5点を出品いたします。ぜひ荘厳美麗な『現代仏画』の世界をお楽しみください」とつづった。

NFTとはNon-Fungible Tokenの略で「偽造ができない、唯一無二」という意味を持つ非代替性トークンのこと。ブロックチェーン技術を用いて発行された唯一無二で代替不可能な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータで、デジタルアイテムやコンテンツの所有権を証明することができる。

◆板垣李光人(いたがき・りひと) 2002年(平14)1月28日、山梨県出身。小学生の頃から俳優として活動し、多くの映画やドラマに出演。18年のドラマ「仮面ライダージオウ」、20年の映画「約束のネバーランド」で話題となり、。近年の主な出演作は大河ドラマ「青天を衝け」、ドラマ「シジュウカラ」など。現在はTBS系金曜ドラマ「インビジブル」にマー君役で出演中。来年はNHK大河ドラマ「どうする家康」に井伊直政役で出演予定。