日本テレビ系演芸番組「笑点」(日曜午後5時30分)の5日の放送で、新型コロナウイルス禍のため収録が見合わせられていた東京・後楽園ホールでの2年3カ月ぶり収録となった人気コーナーの大喜利が放送された。

冒頭、司会の春風亭昇太(62)と、今年から大喜利メンバーに入った桂宮治(45)が私服姿で、後楽園ホール前に登場。昇太が「笑点が久しぶりに後楽園ホールに帰って参りました」と“本拠復帰”を報告すると、宮治は「初めてなんでメチャクチャ緊張してます」と苦笑いした。

ホール内に場面が移ると、昇太が「笑点が2年3カ月ぶりに後楽園ホールに帰ってまいりました」と観客に報告。ソーシャルディスタンスが取られた客席を見ながら「まだ満席というわけにはいかないんですけど、うれしいです」と話した。

感想を聞かれた重鎮の林家木久扇(84)は「歌丸師匠のにおいがします」と、18年に亡くなった桂歌丸さんの話題を向け、昇太は「どこにするんですか。どんな感想ですか」と苦笑いした。

宮治は「スタジオばっかりの収録だったんで、本当、よろしくお願いいたします」とあいさつ。「こっちの方がやりやすいですよね。今日のお客様、いいお客様」とテンション高めだったが、昇太から「スタジオでやるときもそういってたよね」と突っ込まれ、宮治は「イヤな人でしょう」とさっそく観客に訴えた。

この日は、番組全体で、後楽園ホールで収録された大喜利を放送した。