お笑いトリオ、インスタントジョンソンのじゃい(50)が6日までにYouTubeチャンネルを更新。競馬の払戻金に対する巨額の追徴課税を受け、「破産しました」と明かした。

じゃいは動画冒頭で「破産しました」と報告。昨秋、税務署の職員が自宅にやってきて通帳や過去の資料を持っていかれたといい、「税金も収めているし、競馬で勝ったお金も申告しているので、やましいところは全くない」と安心して構えていたが、結果的には「マンションを買えるくらいの請求が来ました」という。

その理由について、「ハズレ馬券が経費にならないということ。わかりやすく言うと、1億円使って1億5000万円勝ったとすると、その1億5000万円に対して税金がかかるので、5000万円しか勝っていないのに、まるまる持っていかれてしまうというような状態」と説明。「競馬ファンの間では“二重課税”とも言われていますけど、僕にとっては“カツアゲ”レベルです」と憤った。

納得がいかず裁判も考えたが、判決までに最低6年の期間や、数千万円の経費がかかると言われたことから断念。「裁判をやったら勝てるとは思いましたが、さすがにそれを6年間やるのはシンドいということで折れまして、支払うことにしました」とした。

また、請求された額を支払うだけの貯金はなく、分割で払うにも「利息だけでサラリーマンの年収を払い続けなければならない」という。家族に相談し、子どものために用意していた教育資金や、親から老後資金を借りるなどして返済にあてているという。「法律なんで払いましたし、借金生活ですけれども、何年かかろうと返していきます」としたが、「もう馬券買えない。勝ったところで全部持っていかれてしまうので、馬券買う意味がなくなってしまった」などと訴え、「僕のような存在を出さないために、政治家の方なり誰かなりに、この法律を変えてほしい」と願った。

じゃいは昨年3月、YouTubeチャンネルで、20年12月の川崎競馬で6410万6465円の高額配当を手にしたことを明かし、話題となった。