CMプランナーとして数々のヒットCMを手掛けた箭内道彦氏(58)がクリエーティブディレクターを務める、新劇場「music&theater I’M A SHOW(アイマショウ) TOKYO、YURAKUCHO」が12月1日に有楽町マリオン別館7階にオープンすることが6日、発表された。

イベント制作会社のサンライズプロモーション東京(代表・高橋一仁)が手掛け、392席の客席は、最後列でも出演者の息遣いを間近に感じられる設計となる。「I’M A SHOW」(アイマショウ)の劇場名は、箭内氏が名付けた。

箭内氏は「コロナ禍において不要不急とも言われたエンターテインメント。僕はそうは思いません。ほとんどの人には、泣くこと、笑うこと、歌うこと、それができる場所が、どうしても必要です。ショーも、人も、生きています。有楽町にできる新しい劇場。ずっと会いたかった、ずっと会えなかった、あなたに会うために。そんな思いを名に込めました。どうぞフランクで永いお付き合いを」と話している。

◆箭内道彦(やない・みちひこ)1964年(昭39)4月10日、福島県生まれ。90年(平2)に東京芸大デザイン科卒業後、博報堂に入社。96年にCMプランナーとなり、タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.」、リクルート「ゼクシィ」、東京メトロ「TOKYO HEART」「Find my Tokyo.」など話題の広告を数多く手掛ける。フリーペーパー「月刊風とロック(定価0円)」発行人・編集長。東京芸大学長特命・美術学部デザイン科教授。福島県クリエーティブディレクター。