俳優坂口健太郎(30)女優杏(36)が7日、都内で、ダブル主演する11日スタートのフジテレビ系ドラマ「競争の番人」(月曜午後9時)制作発表に出席した。

公正取引委員会を舞台にした日本初のドラマ。20歳で司法試験合格、東大法学部首席卒業の天才でひねくれ者の小勝負勉を演じる坂口は、企業の不正をあぶり出していく公取委の仕事について「彼らが動いてくれていることによって生活が守られているんだと発見があった」。専門用語ばかりのせりふには「大変でした~」と実感を込めて語った。

杏は、実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓(かえで)を演じる。「公取委は何をするところなんだ? という思いを持っている。視聴者の目線に近い役どころです」と語った。

発表会には、物語の舞台となる公取委・第六審査、通称“ダイロク”の職員を演じる小池栄子(41)大倉孝二(47)加藤清史郎(20)寺島しのぶ(49)も登壇し、和気あいあいとしたかけ合いを見せた。

坂口は「このチーム感がすごく楽しい」と話すと、お互いの足りない部分を補い合うようにメンバーの活躍が描かれる物語の魅力を語り「役を離れたところでもそう感じる瞬間があった。僕、いいこと言ってません?」とニッコリ。小池からは「あなた、本当に自分のこと好きよね」とつっこまれた。

またダイロクメンバーの最年少・六角洸介を演じる加藤について、杏は「いつもみんなの中心にいた」と回想。坂口も続けて「最年少だけど達観している。加藤君、本当にいくつ? っていうくらいの感じ」と驚くと、小池も子役からの活躍ぶりに「長いから、芸歴が」としみじみと語った。

加藤自身は「芸歴を感じるっていわれるのすごく嫌なんです」と苦笑いだったが、大倉は「“店長”やってたからね」と、加藤の出演したCMを引き合いに、さらにいじって笑わせていた。