西島秀俊(51)が7日、東京ミッドタウン日比谷アトリウムで行われた、主演映画「グッバイ・クルエル・ワールド」(大森立嗣監督、9月9日公開)完成披露イベントで、吹き抜けの3階まで集まり、見下ろすファンの熱気に感激した。「こういうところで、あいさつすると思わなかったので驚いています」と笑みを浮かべ、頭上のファンに手を振った。また宮沢氷魚(28)も「こんなに多くの人の前で話すの久しぶりなので緊張しています」と驚きを隠せなかった。

「グッバイ・クルエル・ワールド」は、ヤクザから資金を奪う全員が互いに素性を明かさない強盗団を描くクライム(犯罪)エンターテインメント。ラブホテルで秘密裏に行われたヤクザの資金洗浄現場を狙い、大金強奪の大仕事に成功。その後、メンバーはそれぞれの生活に戻るもののヤクザに追われる日々が訪れる。大森監督が脚本家・高田亮氏とともにオリジナルの作品を作り上げた。西島は劇中で強盗団の一員・安西幹也を演じた。

この日は、昨年5月から6月にかけて行われた撮影で使用した、米フォード社製の高級車サンダーバードも登場した。強盗団が相乗りした、水色の車で、西島は「多分、僕たち初日に(車のシーンは)撮影したので印象深かった。群像劇なんで、それぞれのシーンに行く。こんな車だったんですね」と語った。強盗団の一員で金持ちどもの転落を画策する浜田茂を演じた三浦友和(70)は「こんなに汚かったんですね。この中に5、6人乗った。ものすごく暑かったのを覚えています」と苦笑した。

この日は、斎藤工(40)玉城ティナ(24)も登壇した。