タレントのなかやまきんに君(43)が5日、東京・霞が関の文部科学省で、留学促進イベント「高校生にパワー!!注入イベント」に参加した。

同省の留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」が行っている、高校生向けの啓発プロジェクト「#せかい部」の取り組みで、アメリカに留学経験のあるきんに君をゲストに迎えた。

きんに君は高校時代はバスケ部。3年の夏に「競技が終わっても体を動かし続けたい」と探したスポーツジムが、たまたまボディービル専門だったという。芸人活動をしながら、筋トレを欠かさなかったが「壁を越えられなかったので、アメリカ留学を志しました。筋肉留学です。28歳の時でした」。

アメリカの西海岸を選んだ理由は「その当時、筋肉の情報は西海岸しかなかった。ハリウッドも近いし、筋肉とお笑いで世界で活躍したいと考え、西海岸を選びました」。語学はbe動詞から再スタートしたが、「お笑いライブを英語でやりました。日本語で台本を書き、英語に訳してもらいました。筋肉ルーレットは何て訳すのか、自分が好きなことなので、最も英語力が伸びました」。4年半にわたる留学中は、ハリウッドのオーデョションを受けたり、自主映画製作も行ったという。

きんに君は、留学を目指す高校生らとディスカッションも行った。つらい時の対処の方法については「YouTubeが始まったころで、お笑い芸人の先輩や後輩らの頑張っている姿を見て、モチベーションを高めました」。留学前にやっておいた方がいいことには「日本の歴史や文化などをしっかりと語れるように勉強しておいてください。世界に出ると、日本のことを話す機会がとても多いし、日本を知ることで誇りをもてるようにもなります」と訴えた。