シンガー・ソングライター米津玄師(31)が20日までにSNSを更新。10月からテレビ東京などで放送・配信スタートするアニメ「チェンソーマン」の主題歌を担当したことを報告し、楽曲制作をめぐり音楽プロデューサーつんく♂(53)への感謝をつづった。

同アニメの公式サイトは、米津が手がけた「KICK BACK」がオープニングテーマに決定したと発表。「King Gnu、millennium paradeの常田大希が共同編曲に参加。さらに、モーニング娘。『そうだ!We’re ALIVE』をサンプリングしていることも明らかに」と報告した。

つんく♂は19日、メディアプラットフォーム「note」で、米津サイドからモーニング娘。の楽曲「そうだ!We're ALIVE」中の「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」というフレーズの使用許諾を求める連絡を受けたと明かし、「同じクリエーターとしては『え?どういう意味だろ』と最初は理解出来ませんでした。・普通は自分で全部作るだろう。・ニュアンス出したいなら似て非なるものを作ればいい。と、作家としては思ったし、また、楽曲を管理する音楽出版会社としても、『おっと、こりゃ諸々大変だぞ』と、そう考えると思った」と振り返った。

それでも「うん。野暮は言いっこなしだ」と思い至り、「好きなようにやってもらえばいい。最終的に使わなかったらそれはそれ。作品というのはそういうものだ」と快諾したという。そして出来上がった米津の曲について、「才能の塊というのは本当に恐ろしい。彼の頭の中にあった一欠片のひらめきはいつの間にか、強力なメッセージとなり、美しい旋律と共に僕の耳の中に入ってきた。『作品ってこういうことだよなぁ』」と絶賛。「いろんな意味で、今までにない経験をさせてもらい、楽しかった。ありがとう」とつづった。

米津はつんく♂のブログ記事を受け、ツイッターで「突然のお願いにも関わらず許諾していただき本当にありがとうございました!」と感謝の言葉を返した。