関ジャニ∞丸山隆平(38)が7日、東京・Bunkamuraシアターコクーンで、主演舞台「パラダイス」(11月3日まで)の取材会に出席した。

特殊詐欺グループの栄枯盛衰を描く物語。丸山は詐欺グループのリーダー・梶浩一を演じる。作・演出・出演を赤堀雅秋(51)が務める。

本来は2年前に上演予定だったが、コロナ禍で延期に。丸山は2年を乗り越えての上演に「待っていてくださった観客の方と同じように、うれしく思います」と笑みを浮かべた。詐欺集団のリーダー役については「僕としては普通の人間を演じているつもり。自分を通して別の人物を演じるのは楽しい。見た皆さんが(役を)本当に悪いやつだなと思うのか、普通の人が詐欺集団をやっているのかと思うのか、いろんな受け取り方をしてもらえると思う」と話した。

以前から赤堀の作品のファンだったという丸山は、初の赤堀作品への参加に「好きやな~と言っていたら、赤堀さんがその雑誌を見てくれたみたい。言っとくもんだなと。すごくうれしいです」と笑顔。一方で緊張感ものぞかせ「好きな作家さんの世界観に飛び込むことには、幸福と恐怖がある。こう作られているんだという実感があって、苦しいし楽しいです」と充実感をにじませた。

赤堀は演じ手としての丸山を「とってもすてきな俳優」と評価した。「正直、『ジャニーズか』と斜に構えていた部分もあるけど」と率直に明かすと、これに丸山は大笑い。「芝居に取り組む姿勢や感性はとても素晴らしいし、座組を引っ張っていってくれている」と語った。