“音が聞こえてくる漫画”と人気コミックの映画化作品「BLUE GIANT」(立川譲監督、来年2月17日公開)の音楽と劇中のピアノ演奏をジャズピアニスト上原ひろみ(43)が担当し、さらにサックスを馬場智章(30)ドラムを石若駿(30)が担当することが18日、分かった。

13年に石塚真一氏が「ビッグコミック」で連載を開始し、コミックの売り上げはシリーズ累計880万部を超える人気作。ジャズに魅了されてテナーサックスを始めた主人公・宮本大が、日本最高のジャズクラブに出演し、日本のジャズシーンを変えることを目指すストーリーで、映画化にあたり「最大の音量、最高の音質で、本物のジャズを届けたい」というスタッフの思いから、一流音楽家たちの参加が決まった。

劇中音楽とピアノ演奏は、11年の第53回グラミー賞で「ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム」を受賞するなど、ジャズピアニストとして世界的に活躍する上原が務める。主人公たちが結成する「JASS」のオリジナル楽曲も、本作のために書き下ろし「初めて読んだ時『音が聞こえてくる』と感じました。頭の中に鳴っていたその音を、本当に再現できる日が来るなんて…。物語を支える劇伴も担当させていただけて、感無量です」。

さらに、サックスは国内外のアーティストとも共演経験がある馬場、ドラムはMillennium Paradeでも活躍する石若が務めることが決まり、作品を彩る。