元欅坂46で女優の今泉佑唯(24)が26日、自身のブログを更新し、芸能界引退を表明した。皆様へのタイトルで記事を更新。「関係各所の皆様、そして、こんな私を今でも応援してくださる皆様、いつも本当にありがとうございます。こうして発信することは最後になるので素直な気持ちを綴らせてください」と切り出した。

「昨年、たくさんの方が協力をしてくださりお仕事に復帰することができました。舞台に立ったとき、またあの景色を見られたことが本当に嬉しくて、大好きな場所で、大好きな方々と、ここからまた頑張りたいと思っていました」とし、「その一方で、週刊誌の記事で生活のたった一部を切り取ってそれが全てかのように書かれてしまうこと、事実ではないことが拡散され続けることが多く、悩まされていました」と明かした。

「数ヶ月前から週刊誌の方だと思われる車が自宅前に停まっていたり、車や徒歩でついてこられたりすることが多く、気の抜けない毎日がストレスになり突発性難聴を患いました」と明かし、「そんな日々を送る中で、いつか子どもを巻き込んでしまうかもしれないという不安も大きくなっていきました」とつづった。「穏やかな毎日を送りたいと思えば思うほど、私がこのお仕事を続けている限りそれは叶わないのだと気付きました」と説明した。

さらに「知らない人に自宅がばれていて、どこに行くにもついてこられ、盗撮されることも本当に不快ですし、なによりも怖いです。実家も特定され、大切な家族まで巻き込まれて怖い思いをしています」と打ち明けた。「表に立つお仕事をしている以上、こういうことにも耐えなくてはいけないと思っていましたが、この先もこんな日々が続くのかと思うと私は心身共に耐えられません」と続け、「そして、子どもを守っていくためにこれ以上家族を巻き込まないためには自分がこの世界にいてはいけないと思い、お仕事を辞める決心がつきました」と引退を表明した。

引退という選択について「悩む中で、復帰するにあたり協力してくださった方々や、こんな私を今までも応援してくださる方の顔が何度も浮かび、お仕事を辞めるという決断がなかなかできませんでした。そしてなによりも、舞台に立ちお芝居することが好きで、まだここに居たいと思ってしまう自分もいました」と心境を明かした。その上で「今までお世話になった方々、応援してくださっている方、こんな形で辞めることになってしまい大変申し訳ございません」と謝罪した。

「本来ならもう少し先の発表とさせていただく予定でしたが、本日も変わらず記者の方の待ち伏せやつきまとい行為があり、精神的にもう耐えることができませんでした。毎日の楽しいことや嬉しいことよりも、生きる辛さの方が強くなってしまいました」とし、「今後、今泉佑唯として活動することは一切ございませんので記事を書いたり、追いかけてきたりするのはお願いなのでもうやめていただけませんか」と訴えた。

「1人の女性として、1人の人間として、これからは心穏やかに幸せな道を歩みたいです。そして子どもの父親である彼が、子どもと共に、1人の人間として成長していく姿を今後も見守り続けたいと思います」とつづった。「皆様今まで本当にありがとうございました」と締めた。

今泉は15年8月に欅坂46の1期生オーディションに合格。18年11月の卒業後はソロで活動していた。昨年7月に第1子の出産を公表しており、同11月から女優復帰している。今年9月には舞台「最後の医者は桜を見上げて君を想う」に出演。8月に突発性難聴と診断され、配役を急きょ変更していた。