NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~金曜午前8時)の3日に放送された第24話の平均世帯視聴率が14・6%(関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は8・4%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第10話の16・9%。

時代は90年代から現在、「物づくりの町」として知られる大阪府東大阪市と自然豊かな長崎・五島列島が舞台。東大阪で町工場を営む両親のもとに生まれたヒロインの岩倉舞(福原遥)は、祖母が住む五島列島で「ばらもん凧」に魅入られる。やがて入学する航空学校で“パイロットの卵”である仲間と励まし合いながらフライト訓練に挑み、飛行機で空を飛ぶ夢に向かっていく物語。福原は朝ドラ通算4度目のオーディションで2545人の応募を勝ち抜いて主役をつかんだ。長崎出身の歌手さだまさしが語りを務める。

あらすじは、記録飛行まであと1カ月になり、大学の夏休みに入った舞は、トレーニングを過酷に行うが、体重は減らずにスランプになっていた。さらに部室で行ったパイロットの体力測定でも目標には届かない状況。そんな状況の舞に刈谷(高杉真宙)は、目標のペダルを50分間こぎ続けられるようにするために、こぐ力の目標値を下げることを提案した。その提案した刈谷は、主翼や尾翼など各箇所の設計を、舞に合うように再度の変更をすることにした。落ち込んでもトレーニングに励む舞のところに、松葉づえをついた由良冬子(吉谷彩子)がやって来た。そして由良と一緒にトレーニングがてら琵琶湖に向かった。そこで舞は「みんなの努力を台無しにしてしまうんじゃないか。怖いんです」と心の内を打ち明けた。由良は「岩倉にしかできないことが仰山ある。しんどいのは当たり前や。飛行機は向かい風を受けて高く飛ぶんや」と励ました。気分が晴れた舞は、翌日からまた由良と一緒にトレーニングに弾み、体重も落ち、着実に持久力をつけていった。飛行機も出来上がり、そして週末にテスト飛行することになった。