King&Prince平野紫耀が主演を務めるTBS系連続ドラマ「クロサギ」(金曜午後10時)第5話が18日、放送され、平均世帯視聴率が6・2%(関東地区)だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は3・4%だった。

第1話は9・2%、第2話は7・3%、第3話は7・5%、第4話は6・9%だった。

ドラマは漫画「クロサギ」シリーズが原作。詐欺によって家族を失った主人公が、人生の全てをささげて「クロサギ」として詐欺師たちに立ち向かっていく物語だ。03年から13年まで「週刊ヤングサンデー」「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載され、単行本は累計発行部数850万部を超える。連載中の06年には山下智久主演で連ドラ化し、08年には映画化もされた。

第5話で、黒崎(平野紫耀)は、御木本(坂東彌十郎)を追って上海に飛んだ。突如現れた早瀬(中村ゆり)とともに、黒崎は御木本にだまされた有力者たちと顔を合わせていた。

上海の詐欺業界では、マフィアの2大勢力がしのぎを削り合っていた。その片方「レッド・ドラゴン」という危険な組織から利子の返済を迫られている御木本は、新たな詐欺を仕掛けていた。

御木本は、桂木(三浦友和)の名前を使って詐欺を働いたことで、もう日本には戻れなかった。部下の垣根(金井勇太)と共に金策に奔走した。

そして、黒崎は中国人有力者たちに向かって、御木本にだまし取られた金を取り戻すと言い放ち、最終決戦の火ぶたが切って落とされた。

日本では、黒崎の飼い猫・クロを預かっている氷柱(黒島結菜)の元を神志名(井之脇海)が訪ねてくる。黒崎を気にする氷柱に対し納得のいかない神志名だったが、黒崎が海外へ行ったと聞き、何かよくないことが起こっているのではと後を追う決意をした。

海を越えてなお届く桂木の思惑に翻弄(ほんろう)されながらも、黒崎は、命を懸けて御木本を食いにいった。そして桂木の息の掛かったレッド・ドラゴンと敵対するマフィア「キング・タイガー」も登場した。