男性ボーカルデュオ、CHEMISTRY(ケミストリー)が、5人組グループ、Da-iCEのツインボーカル大野雄大(33)、花村想太(32)と初コラボすることが1日、分かった。3月8日に約3年半ぶりとなるシングル「スパロウズ」を発売する。

CHEMISTRYと、4オクターブの音域を誇るDa-iCEの2人による、世代を超えた“美声カルテット”が誕生する。これまでミュージカルでの共演や、ソロ曲への参加などで交流のあった2組。昨年5月にDa-iCE主催のライブイベントに客演、6月にDa-iCEのレギュラー番組にゲスト出演し、コラボ歌唱を披露したこともあった。

さらにCHEMISTRYのライブでは、「第63回日本レコード大賞」で大賞を受賞したDa-iCEの代表曲「CITRUS」のカバーを披露した縁もあって一気に距離が縮まり、川畑要(44)が「今度はDa-iCEと世代を超えて一緒に作品を作ってみたい」とコラボを熱望し、依頼したという。

すでに収録を行っており、花村は「夢のような時間でした。レコーディングや撮影をご一緒させていただく時間が想像できないほどびっくりしました」。大野は「幼い頃からずっと憧れている方とこうして歌わせていただけたことがうれしいです。何かをひとつ頑張っていると良いことがあるんだという、夢を追いかけていくときの大切な気持ちも、聞いてくださる皆さんにも届けられたら」と呼びかけた。

楽曲は渾身(こんしん)のバラードだ。トータルプロデュースと作詞は松尾潔氏が担い、作曲はDa-iCEメンバーが愛してやまず、CHEMISTRYの代表バラード曲「You Go Your Way」を手がけた豊島吉宏氏が担当した。初コラボを終え、堂珍嘉邦(44)は「2人の歌声が素晴らしいので、僕らも少しジェラり(ジェラシーを感じ)ながら、とても刺激を受けました」と振り返った。