お笑いコンビ、ザ・ギンギンマルのオガタ。(本名=尾形友道、おがた・ともみち)さんが9日に大腸がんのため都内の病院で亡くなったことを11日、所属事務所ラフィーネプロモーションが発表した。山形県出身。36歳だった。

事務所の公式サイトで「弊社所属お笑いコンビ『ザ・ギンギンマル』オガタ。(享年36歳)が令和5年2月9日(木)に大腸がんのため都内病院にて永眠いたしました。謹んでご冥福をお祈り申し上げると共に、ご遺族の方には心よりお悔やみを申し上げます」とアップされた。

ザ・ギンギンマルは2014年(平26)に「パシフィックオーシャンパーク」として結成。その後に改名した。ラフィーネプロモーションの赤井田匡彦代表は、日刊スポーツの取材に「オガタ。は2020年の秋に直腸がんと診断されて、11月に手術をしました。翌年の6月に『ザ・ギンギンマル復活祭』を行いましたが、その後に転移が見つかったりして治療を続けていました。本人もお笑いをやりたがり、リハビリにもなるとのことでしたが、昨年10月に体調が思わしくなくなり、活動を休止して治療にしていました。今年に入って相方と私と3人で話して、お笑いを辞めるという方向になっていましたが、残念です」と話した。

相方の長谷川デビルマル(36)はツイッターで「コンビを代表して、ご報告させて頂きます」と書面をアップ。「相方のオガタ。が2月9日に都内病院にて永眠いたしました。葬儀告別式に沢山の方々に参列頂き相方として感謝しかございません。彼はお笑いが好きで芸人が大好きでした。去年10月までは、ガン闘病の中で痩せた体で杖をつきながらライブに出てました。それがなによりのリハビリだと言っていましたし、みんなに会って話すのが楽しかったのだと思います。活動休止するのも僕から言いました。隣りに立っている者として、無理をしているのを明らかに感じました。それでも弱音吐かない人間でしたので強く制止したのを覚えてます。」と説明している。

そして「今年の1月に電話でお笑いを辞めようと2人で話してました。お笑いは辞めても、ザ・ギンギンマルは辞めないという変な結論で電話を切りました。その後、春には実家に帰るとも連絡をもらいました。ザ・ギンギンマルのオガタ。のまま人生を終えました。最高の相方でした。最高の友人でした」などと振り返った。

M-1グランプリ公式サイトによると、コンビは過去6年出場し、最高位は2回戦。昨年1回戦を突破したのが最後となっている。