吉高由里子が主演するテレビ朝日系ドラマ「星降る夜に」(火曜午後9時)の最終話が14日に放送され、平均世帯視聴率が7・6%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・4%だった。

前回の世帯は6・7%、個人は3・7%。

孤独に生きる産婦人科医・雪宮鈴(吉高)と、10歳年下の遺品整理士・柊一星(北村匠海)によるラブストーリー。脚本は、24年NHK大河ドラマ「光る君へ」でも吉高とタッグを組む大石静氏が手がける。

◆最終話のあらすじ

妻の命を救えなかった鈴を5年にわたり逆恨みしてきた伴宗一郎(ムロツヨシ)。しかし、そんな自分にも降り注ぐ鈴の優しさや、同じ境遇に苦しむ深夜(ディーン・フジオカ)の共感にさいなまれ、自らの命を絶とうと海へ向かう。しかし、すんでのところで鈴の恋人・一星に全力で抱きしめられた伴は、すべての思いを吐き出すかのように涙を流す。

そんな伴の姿は、妻彩子(安達祐実)とおなかの中の子を同時に亡くしてから10年、涙を流せないまま医者になることを選んだ深夜の心の時計の針を進めてゆく。

ある日、深夜は妻の親友でもあった北斗(水野美紀)が営む「遺品整理のポラリス」を突然訪れる。「10年間、お願いできなくて…ごめんね」と、妻と暮らした家を整理する決心を告げるのだった。

そして迎えた遺品整理当日。鈴も見守る中、チーフの一星率いるポラリス従業員も総出で、次々と遺品が片付けられていく。

そんな中、深夜の口から「僕が医者になったのは、復讐(ふくしゅう)が理由でした」という言葉がこぼれる。鈴は隣に寄り添い、その言葉に静かに耳を傾ける。これまで深夜が“胸の奥に押し込んでいた複雑な本音”があふれ出す。