NHKは20日、同局のドラマ公式ツイッターで、吉高由里子主演の24年大河ドラマ「光る君へ」の第3次出演者発表を行った。紫式部(吉高)と藤原道長(柄本佑)を取り巻く11人が新たに発表された。

道長の正室、源倫子(ともこ)を黒木華(33)、道長のもう1人の妻、源明子(あきこ)を瀧内公美(33)、道長の先輩、藤原実資(さねすけ)をロバート秋山竜次(44)が演じる。

また一条天皇の時代に活躍するエリート「一条朝の四納言」、藤原公任(きんとう)を町田啓太(32)、藤原斉信(ただのぶ)をはんにゃ金田哲(37)、藤原行成(ゆきなり)を渡辺大知(32)、源俊賢(としかた)を本田大輔(44)が務める。

倫子の父で左大臣の源雅信(まさのぶ)を益岡徹(66)、倫子の母の藤原穆子(むつこ)を石野真子(62)、公任の父で関白の藤原頼忠(よりただ)を橋爪淳(62)、紫式部の夫の藤原宣孝(のぶたか)を佐々木蔵之介(55)が演じる。

制作統括の内田ゆきチーフ・プロデューサーは「平安の男女は優雅なうえにもアクティブで、お互いに影響を与えながら濃密な人生を生きていました。喜んだり悲しんだり、笑ったり怒ったりと、人間くさい魅力にあふれた平安貴族たちを、個性豊かな俳優陣がどのように演じられるか、どうぞお楽しみに」とコメントを寄せた。

「光る君へ」は63作目の大河ドラマで、脚本を大石静氏が手がける。女性に学問は不要とされていた平安時代、才能と努力で世界最古の女性文学といわれる恋愛長編「源氏物語」を書き上げた紫式部/まひろの物語。藤原道長との愛憎も重要な要素として描かれる。