福士蒼汰(29)が、米ニューヨークでの生活を描くモキュメンタリーと、本格的なオンライン筋トレが融合した新感覚のトレーニング・ドラマ「NoMAD Workout-FUKUトレin NY-」に主演する。動画配信サービスU-NEXTが21日、5月6日からの独占配信が決定したと発表した。同社にとって、初のオリジナル作品となる。福士は「今回、U-NEXT初となるオリジナル企画作品にお声がけいただき、とても光栄に思いました」と喜びを語った。11年の俳優デビュー以降、海外進出を目指して英語のトレーニングを続けており「体づくりや英語という、自分が今まで取り組んできたことがテーマになっていたこともあり、ぜひ一緒に作品を作りたいと感じました」とオファーを受けた理由を説明した。

ドラマは、企業戦士として7年間勤めた会社を辞め、トレーニング動画配信者として生きていく決意をした29歳のトレーナーFUKUが「どうせなら、好きな場所で暮らして働こう!」と日本を飛び出し、米ニューヨークへ向かうところから始まる。FUKUが配信者として紹介するリアルなニューヨークライフも見どころだ。

劇中では、タイムズスクエアや五番街など観光で訪れたい王道スポットから、ダンボ・グリーンポイントなどの再開発地区まで、今のニューヨークの暮らしぶりをFUKUの目線で切り取っていく。福士は「ニューヨークでの撮影は、最先端のシティライフも、開発が進むローカルな街での生活も、どちらも体感することができました。それぞれの魅力を感じながら撮影できたのは、“モキュメンタリー”ならではだったと思います。皆さまにも、現地でのライフスタイルを楽しんでいただける内容になりました」と撮影を振り返った。

劇中では、通称「FUKUトレ」が展開される。運動は苦手な人でも自然と、すんなり入っていけるプログラムで、予約が取れないことで有名なパーソナルトレーナー界のレジェンド、横手貞一朗氏が監修に入った本格派。最終回まで完走すると、身体の使えていなかった筋肉を、ひと通り動かせるようになる設計になっている。福士は「トレーニングに関しては、僕が今まで積み上げてきた経験と、今回、新しく学んだことをミックスして撮影することができました。普段体を動かしていなくても、楽しく続けられるメニューになっています。僕が引っ張っていきますので、ぜひトライしてみましょう!」と呼びかけた。

福士が披露する鍛え上げた肉体、本人の日常なのかもしれないと視聴者をギリギリまで惑わせるモキュメンタリードラマとしての熱演、トレーナーFUKUの優しさにあふれた褒め上手な声かけにも注目だ。U-NEXT吉野英美プロデューサーは「“ノマド”はもともと遊牧民という意味で、最近は“ノマドワーク”“ノマドライフ”のように自由でしなやかな生き方の象徴として使われています。スマホ1つで、いつでもどこでもトレーニングができる、また型にはまらないで、ドラマを見る気分で気づいたら運動をしていたというフレームを作れたらと思って、ノマド ワークアウトと命名しました」と制作意図を説明した。

監督・脚本は21年の映画「CUBE 一度入ったら、最後」や今年2月公開の映画「スクロール」で知られる、清水康彦氏が務める。5月6日に1~10話、同20日に10~20話、同31日に21~25話が配信予定で、配信形態は見放題。トレーナーFUKUの公式ツイッター、インスタグラムのアカウントもスタートする。好きなことだけをやって生きていく、自由というかけがえのないものを手に入れてFUKUが見つけた答えとは…。