女優上野樹里(36)がミュージカル「のだめカンタービレ」(10月上演予定、シアタークリエ)で「のだめ」役を演じることが決まり、このほど意気込みを語った。千秋真一役は三浦宏規(23)が演じる。

テレビドラマ(06~08年)、劇場版(09年、10年)に続き、舞台版でも「のだめ」を演じることになった上野は「まさか今になってまた別の形で『のだめ』をやることになるとは想像していなかった」と明るく話す。自身をスターダムに押し上げたハマり役での初舞台、初ミュージカル。「私自身も連ドラ初主演で青春時代だった」とのだめ愛をを語り「作品のファンの方には、生の『のだめ』をちょっとうれしく思ってくれたりするのかな」と自信をみせた。

昨秋開催された「のだめカンタービレ展」をきっかけに舞台化の話を聞き、「ちょっと興味あるんですけど、というところから今に至ります」と経緯を語った。再び音大生を演じることになるが「映像と違って、舞台は役のリアルな年齢じゃなくても見せられるというのも挑戦かなと思った」。歌うことも「お芝居の延長」とし、「のだめがカンタービレ(歌う)するとどんなふうに歌うの? というのがちょっと面白いなと」と話した。

指揮者を目指すエリート音大生、千秋を演じる三浦は「大好きだった作品の千秋先輩に自分がなるなんて。しかも上野さんがのだめをやられるということで本当にうれしい」。ドラマ版で千秋を演じた玉木宏のイメージも強いだけに「怖いですよ正直。『玉木さんじゃないんかいっ』って言われそうで」と笑わせ「舞台版も成功したと思ってもらえるように頑張りたい」と語っていた。