NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~金曜)の22日に放送された第119話の平均世帯視聴率が9・8%(関東地区)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・3%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第10話の16・9%。

時代は90年代から現在、「物づくりの町」として知られる大阪府東大阪市と自然豊かな長崎・五島列島が舞台。東大阪で町工場を営む両親のもとに生まれたヒロインの岩倉舞(福原遥)は、祖母が住む五島列島で「ばらもん凧(だこ)」に魅入られる。やがて入学する航空学校で“パイロットの卵”である仲間と励まし合いながらフライト訓練に挑み、飛行機で空を飛ぶ夢に向かっていく物語。福原は朝ドラ通算4度目のオーディションで2545人の応募を勝ち抜いて主役をつかんだ。長崎出身の歌手さだまさしが語りを務める。

あらすじは、舞は喫茶ノーサイドで、店員として働く佳晴(松尾諭)が店になじんでいる姿をほほえましく見ながら悠人(横山裕)を待っていた。そして悠人が来ると、「空飛ぶクルマ」の開発に乗ってくれそうな投資家はいないかと相談する。悠人は舞の情熱にほだされ、投資家を紹介すると約束する。そんな中、悠人のスマホにメールの着信が入り、久留美(山下美月)からかと尋ねると、悠人はうなずく。ちゃんと連絡を取り合っている2人を舞はうれしく思う。

一方、結城章(葵揚)はIWAKURAの社長になることを決意する。

「空飛ぶクルマ」の開発は急ピッチで進み、投資家へのプレゼンの日が近付いていた。