シンガー・ソングライターSGが22日、都内で、自身初のワンマンライブ「SG 1st Concert“FINALE”#SGproject」を開催した。また、LDH Recordsとタッグを組んで自主レーベル「SUPERGENIUS Entertainment」を新設し、今夏にメジャーデビューすることも決まった。

SGは日本と韓国のハーフのシンガー・ソングライターで、YouTubeやTikTokなどのSNSを中心に活動している。日本語と韓国語を織り交ぜて歌う独自のカバースタイルで人気を博し、SNSでの総再生数は2億回を突破。21年4月リリースの3枚目シングル「僕らまた」は「令和の卒業ソング」として話題を呼んだ。

また、自身が人種による差別に苦しんだ経験から、「Music has no borders」(音楽に国境がないことを証明する)を掲げ、さまざまな国やジャンルのアーティストとのコラボを積極的に実施してきた。英語を織り交ぜた歌唱を披露するなど、言語や国籍の壁を越えた活動を展開している。

SGは「メジャーデビューというネクストフェーズに突入します。これまでの活動を通して、無所属でやれる喜びと苦しみをたくさん味わってきて、無所属で到達できるところまで来たなと思ったところに、LDH Recordsの皆さんからラブコールを頂きました」と経緯を説明。

そして「LDH Recordsの皆さんは、僕が見据えている未来を一緒に見ようとしてくれてて、とても大きな愛を感じています。タッグを組んだからには、グローバルに活動を展開し“世界一自由なアーティスト”になります。いつか『We Are The World』のようなワールドワイドなアンセムを作りたいです」と展望を語った。

この日のライブでは「僕らまた」など17曲を披露。Novelbrightのボーカル竹中雄大や鈴木鈴木、Aile The Shota、Novel Core、Rude-α、吉田凜音らがゲスト出演し、初のワンランライブに花を添えた。

MCトークでは、13年前に留学生として韓国から来日し、関係者から誘われて音楽の道に進んだことを明かした。「3年前に動画を何となく撮り始めて、何となくでやってきました。でも、ここにいるみんなを考えたら何となくじゃやってられないと思いました。画面の向こうで応援してくれてありがとう。距離が遠くても応援してくれてありがとう。これからは俺がちゃんとこの足で君たちに会いに行くから」とファンに熱く呼びかけた。