俳優竜星涼(30)が主演するフジテレビ系連続ドラマ「スタンドUPスタート」(水曜午後10時)の最終回第11話が29日に放送される。

同局系連ドラ初主演の竜星は、投資会社「サンシャインファンド」の社長・三星大陽を演じる。自称“人間投資家”として、仕事での失敗や挫折をしてしまった人、将来の夢を諦めてしまった人、過去の栄光にすがる中年や前科者、就業経験のない主婦など、さまざまな事情を抱えた“訳アリ人材”へ投資する主人公を描くビジネスストーリー。

原作は「ドロ刑」の福田秀が描く「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で現在も連載中の同名大人気コミック。竜星をはじめ小泉孝太郎、THE RAMPAGE吉野北人、小手伸也、乃木坂46山下美月、水沢林太郎、雨宮天、塚地武雅、安達祐実、戸次重幸、鈴木浩介、高橋克実、反町隆史らが出演する。

第11話で、大陽は「三ツ星重工」の社長の座を追われた兄・大海(小泉孝太郎)に「スタートアップしよう!」と持ちかける。小野田虎魂(吉野北人)や林田利光(小手伸也)、羽賀佳乃(山下美月)、武藤浩(塚地武雅)、山口浩二(高橋克実)、加賀谷剛(鈴木浩介)の面々など、これまで大陽が出会ってきた最高の仲間という名の“資産の力”を結集させて、国交省による次世代型インフラ長寿化技術のプロポーザル<企画競争入札>に応募し「三ツ星重工」に勝とうというのだ。

そのために大陽は、東京英明大学の三上珠緒(田鍋梨々花)や准教授の河野幸(星野真里)とともに研究してきた、動物の血管の裂傷を見つけることが出来る技術を応用して、インフラ内部の劣化を判別するシステムを確立しようとしていた。

だが、この公募は、大海が社長だったころから「三ツ星重工」が入念な準備を進めてきた案件であり、大海の後を継いで新社長に就任した叔父の義知(反町隆史)と部下になった八神圭吾(柳俊太郎)らの裏工作もあって「三ツ星重工」の勝ちは最初から決まっているような状況だった。「寄せ集めのチームで三ツ星に勝てるわけがないだろう。わざわざ負けにいく必要はない。今ここで引き返せ」と大海は、大陽に告げて去っていく。

一方、大陽が義知に挑む形となったこの闘いは“三星家対決”としてマスコミからも注目を集め始めていた。