乃木坂46の池田瑛紗(いけだ・てれさ=20)が東京芸術大学に合格し、4月から入学すると26日、自身の公式ブログで発表した。2浪の末に桜が咲いた。「私事ですが、今年の4月から東京芸術大学へ進学することになりました」と報告した。「学生の頃から恋い焦がれ、何度も挑戦し続けた場所であり、乃木坂46のオーディションに応募したのも浪人中の出来事でした」と明かした。

東京芸大は、1887年に誕生した東京美術学校と東京音楽学校を包括する形で1949年に創立した国立大学。美大の最高峰とも言われる名門で、入試難易度も高い。出身者には多くの著名音楽関係者らが名を連ねているが、現役アイドルの合格は超異例だ。

池田は21年3月の高校卒業後、乃木坂46のオーディションに応募。7987倍の狭き門をくぐり抜け、昨年2月に5期生として加入した。「乃木坂46のオーディションに合格した時、進学は諦めようと思っていました」と振り返った。周囲からサポートを受けながら受験勉強も続けていた。「この1年で、私の周りがどれだけ素晴らしい方たちであふれているか知ることができました」と感謝した。

整ったルックス、個性的なキャラクターで「てれぱん」などの愛称で親しまれ人気上昇中。期待の次世代メンバーが、アイドルと芸大生の“二刀流”に挑む。「今後は乃木坂46の活動と大学の生活を両立できるように頑張りたい。まだまだ皆さんと一緒に上を目指していきたいです」と宣言。「私が選んだ人生の選択肢が乃木坂46の可能性を広げることにつながると信じて前へ進んでいきたいと思います」と誓い、満開の桜の写真を添えた。

◆池田瑛紗(いけだ・てれさ) 2002年(平14)5月12日、東京都生まれ。趣味は絵を描くこと、漫画を読むこと。イラストが得意。TOKYO MX「小峠英二のなんて美だ!」(火曜深夜0時)レギュラー。3月29日発売の32枚目シングル「人は夢を二度見る」収録5期生楽曲「心にもないこと」で初センター。159センチ。血液型不明。

◆東京芸大出身の主な著名人(前身の美術学校も含む、敬称略) 坂本龍一(音楽家)葉加瀬太郎(バイオリニスト)團伊玖磨(作曲家)横山大観(画家)岡本太郎(芸術家)滝廉太郎(作曲家)三枝成彰(作曲家)野村萬斎(狂言師)石丸幹二(俳優)井上芳雄(俳優)