昨年9月以降に複数回、不倫を報じられた声優の櫻井孝宏(48)が31日、所属事務所を退所したことがわかった。所属元のINTENTIONが発表した。

代表取締役2人の声明文と共に、櫻井本人のコメントも掲載。「このたびは、私の不適切な行動によりご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません」と切り出し「応援してくださった皆さまの信頼に背いてしまったこと、これまで仕事に関わってくださった皆さまに多大なるご迷惑とご負担をおかけしてしまいましたことを、心よりおわび申し上げます」とした。

「私櫻井幸宏は、2023年3月31日をもちまして、株式会社インテンションを退所することといたしました。私が退所を申し出ましたのは、ひとえに自身のけじめのためでございます。事務所を離れることが私に出来うる責任の取り方のひとつであり、また、自身の考えを行動で示し、これからを作り上げていくことが、仕事に対する私なりのけじめであると考えました。一人になり、櫻井孝宏個人として自分の力で前に進めるよう努力してまいります」と思いをつづった。

現事務所には役8年半在籍した。「たくさんの素晴らしい作品に恵まれました。いつも応援や励ましのお声を届けてくださったファンの皆さまと関係者の皆さまに、本当に支えていただきました」と思い出もつづり「改めて私に関わってくださっている全ての方々に深く感謝し、深くおわび申し上げます。今後は仕事に真摯(しんし)に向き合いながら、いま一度自身を見つめ直し、失った信頼を回復できるよう、これまでいただいた皆さまからのご思に報いられるよう歩んでまいります」とした。

櫻井は「おそ松さん」のおそ松役や「鬼滅の刃」シリーズの冨岡義勇役などで知られる。昨年10月、既婚であることを隠して番組の放送作家の女性と交際していたことが「文春オンライン」で報じられたのに続き、今年1月にも「第3の元恋人」と主張する女性の告発などが報じられた。以降は声優や番組の降板が続いていた。