アニメ映画「名探偵コナン 黒鉄の魚影」(立川譲監督、14日公開)公開記念舞台あいさつが15日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた。席上で、公開初日14日の1日だけで興行収入(興収)8億5000万円、動員58万人を記録したと発表。1997年(平9)の第1作「-時計じかけの摩天楼」から26年、26作目で、初の興収100億超えが目指せる大ヒットスタートを切ったと発表した。

配給の東宝は、歴代最高興収97億8000万円を記録した22年の前作「-ハロウィンの花嫁」との対比で、163%を記録したことが、100億超えの見通しを立てた根拠だと説明。初日の14日午前0時から、全国10大都市18劇場で行われた、世界最速上映も即完売したと明らかにした。

主人公の江戸川コナンを演じる高山みなみは「無事に公開できたことが幸せ…この幸せが続きますように」と笑みを浮かべた。大ヒットスタートを報告した、日本テレビの徳島えりかアナウンサーが「ロケットスタートを超えた魚雷スタート」と口にすると「怖っ!!」と苦笑い。同アナが「爆発しません」と返すと、高山は「正直、驚いていますが…今日、初めてじゃない方はいます?」と客席に呼びかけた。指で鑑賞回数を示す観客を目視すると「5回? 6回? 7回? 昨日、始まって、ここ(2日目のお昼)まで…大丈夫なの? ちゃんと寝てる? 食べてる? そういう皆さんに支えられている。胸が熱くなる」と感激した。

公開前には“ネタバレ騒動”が発生し、激震が走った。4日に都内で開催された完成披露試写会で一足先に作品を見た、ごく一部のファンがインターネット上で、ネタバレに類する行為を働いたことが問題視された。

7日には製作委員会が映画の公式ツイッターで「名探偵コナンを応援してくださっている皆様へ」と題する文書を掲載し、配慮ある投稿など注意喚起を促すなどの大問題に発展。同アカウントは「公式アカウント及びスタッフ・関係者の投稿へのリプライ、そしてリプライ欄の表示について、多くの方にご意見をいただいており『名探偵コナン製作委員会』としましても、皆様に楽しんでいただける最善所形を模索すべく検討致しました。リプライ欄の閉鎖も検討致しましたが(中略)閉鎖せずに原稿の運用継続を予定しております」と説明。「どうか配慮のあるご投稿を、お願い出来ますと幸いです」と投稿した。

一部のアニメ関係者によると、中国最大のSNSで全世界で7億人のユーザーがいるWEIBOなどで、ネタバレに類する投稿がなされていたもようで、それらが拡散されたようだという。徳島アナも、公開記念舞台あいさつの檀上で再三、ネタバレしないよう注意喚起した。ネタバレ騒動を乗り越えての大ヒットスタートで、揺るぎない盤石の強さを見せた。

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