歌舞伎俳優市川猿之助(47)が18日、両親とともに病院に救急搬送されたことを受け、猿之助主演の歌舞伎公演を開催する東京・明治座には多くの報道陣が詰めかけた。

明治座はこの日、予定されていた「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」の昼公演を中止すると発表した。職場が会場の近くという20代の女性は、報道で事態を知り「どういう状況か(ニュースを)追えていないけど、怖いし、ビックリしました」。テレビでの猿之助の印象について「面白い方だと思っていたので、そんな方にこういうことが起きるとは。何があったか分からないけれど、衝撃的です」と話した。

夜公演を鑑賞予定の歌舞伎ファンの60代女性2人組は「電話がつながらず、何も分からない」としながら、状況を知るために明治座まで足を運んだ。猿之助の公演を初鑑賞することを心待ちにしており、「ただただビックリしました。いつも明るくて、いろんな役をされている。歌舞伎にも意欲的だったので、まさかこんなことになるとは」と報道に驚いた。公演期間中の突然の出来事に「よほどのことがない限り、こんなことにはならないのでは」と心配した。