女優奈緒(28)が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「あなたがしてくれなくても」(木曜午後10時)の第8話が1日に放送される。

同局連ドラ初主演の奈緒は、32歳で平凡なOLの主人公・吉野みちを演じる。永山瑛太演じる夫・陽一とは結婚5年目でセックスレス歴2年の夫婦。岩田剛典は奈緒の上司・新名誠役で、田中みな実は岩田の妻でキャリアウーマンの新名楓役。夫婦のセックスレスをテーマに、30代男女のタブーに切り込んだ禁断の恋愛ドラマ。一見幸せそうな2組の夫婦が複雑にもつれ合っていく。

原作はハルノ晴氏による同名コミック。制作陣には、社会現象を巻き起こした14年の同局系連ドラ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」で演出を務めた西谷弘氏をはじめ、当時の制作スタッフが再集結した。

第8話でみちは楓から夫の誠との浮気の真相を突きつけられる。「まだ会っているのか」と聞かれ、みちは否定するが、楓は信じない。ただ謝ることしか出来ないみちに、楓は誠との関係の経緯を聞く。

みちは、夫の陽一のことで悩んでいて誠に相談に乗ってもらった、と話し始めた。「夫とセックスレスだ」と告げるみちの言葉に楓は動揺する。自分と誠のことを重ねてしまった楓は「レスがつらいからって不倫が許されるわけではない」と席を立った。

一方、陽一のカフェでは三島結衣花(さとうほなみ)がかつての不倫相手の妻、岩井鞠子(佐藤めぐみ)と対峙(たいじ)していた。3年前の不倫を謝り、その後は一度も会っていないと言う三島だが、鞠子の怒りと寂しさは想像を絶するものだった。それ以降、夫とのセックスはおろか、触れたことも心から笑ったことも怒ったこともないと言う鞠子は「私の心は3年前に死んだ。二度死ぬのは耐えられない」と三島に言い放つ。鞠子の言葉は三島だけでなく、陽一にも深く突き刺さっていた。