吉本新喜劇ゼネラル・マネジャー(GM)の間寛平(73)が31日、大阪市中央区の吉本興業本社で、定例会見を開き、ダンサー芸人の松浦景子ら若手座員を中心に結成した「吉本新喜劇20,S 秘蔵っ子」への野望をふくらませた。

昨春、GMに就任後、寛平は「毎日朝起きてから、寝るまで、ずーっと、若手のこと、いろいろどうして売っていくか考えてる」と吐露。この先、おおよそ3年となった喜寿、77歳を迎えるころには「爆発してるんちゃうか」と言うほど、頭を悩ませてきた。

その中で生まれたのが若手座員12人を集めた「正統派コメディー&ダンスボーカルユニット」と位置づける「秘蔵っ子」だ。

5月27日には新喜劇の代表曲「ECSTACY-OSAKA-」を、長男間慎太郎が編曲して配信。「ミナミの顔になってもらいたい。歌とかそんなんさせません。ミナミの街で清掃とか」などと、地元商店街への“恩返し”活動をまずは、第一にあげた。

だが、すでに、オリジナル曲「秘蔵っ子たち」も慎太郎の作で進めており、レコーディングにも入ることから、「ちょっと欲が出てきました。そうですね。紅白(歌合戦)にも出してやりたいですね」と、大きな野望も口にした。

この日の会見は、酒井藍座長が進行し、寛平から若手の積極登用を頼まれているといい、酒井も「すごい丁寧に頼んでくださる」と、寛平GMに感服。

会見には、レイチェル、諸見里大介、小泉夫妻になりきった信濃岳夫、金原早苗も呼び、それぞれのオリジナル公演をアピールする場も設けた。

レイチェルは6月3、4日にセカンドシアター新喜劇(YES THEATER)を、信濃と金原は“偽結婚式”をテーマに7月17日に「小泉夫妻のお・も・て・な・し」(YES THEATER)を開催。諸見里は7月14日になんばグランド花月で、入団10周年記念として「シュポシュポカーニバル」を上演する。

諸見里は、ナインティナイン岡村隆史が声をかけて十数年来集っている「大阪岡村軍団」の1人で、「シュポ-」には岡村もゲスト出演する。