「第60回ギャラクシー賞」(放送批評懇談会)個人賞を受賞した長澤まさみ(35)が31日、都内で行われた贈賞式に登場し、喜びを語った。

主演ドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」(関西テレビ)の演技と、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のナレーションについて、「22年を代表する輝き」と大きく評価された。

長澤は「光栄に思います。昨年は毎日が撮影の日々でした。2週間に1回はナレーションを撮りにいき、どっぷりと作品作りに浸った1年になりました」と話した。

「エルピス」では、心に葛藤を抱えた女子アナウンサーという難しい役どころを演じた。「演じた浅川恵那というのは、主人公らしからぬ、しっかりしろよと思うような不安定な女性だった。気持ちに共感する部分も大きかった。一緒に悩みながら演じた」と振り返った。

「鎌倉殿」では、ささやき声のようなナレーションが話題になった。脚本の三谷幸喜氏に感謝した長澤は「ささやき声を注文してきたのは三谷さん。作品全体をはじめから最後まで見たときに意味が伝わる演出を最初にしてくださったので、私のナレーションが成り立った。言われるままやっただけで、すべて三谷さんのおかげ」と話した。