ゴールデンボンバー鬼龍院翔(38)が6日、都内で「超!簡単なステージ論 舞台に上がるすべての人が使える72の大ワザ/小ワザ/反則ワザ」出版トークイベントをNoGoDの団長とともに行った。

同イベントは「ステージ大好きマンの集い~ステージのためにできることを中堅バンドマンとみんなで考える会~」としてYouTubeで生配信された。

本書は「努力や難しいことは一切なし! 音楽の話も一切なし!」をモットーに、鬼龍院が20年近くステージ活動をして学んできた「音楽以外にやったほうがいいこと」を全て書き出したマニュアル本。念頭に置くべき「6カ条」、観客を満足させるための50の法則「ステージ論」、円滑に活動を続けていくための「バンド運営編」で構成される。

イベントでは生配信のコメント欄に書き込まれた質問に次々と答えていった。ライブ会場で「アーティスト以上に声を出す観客に対し、どう接すればいいか?」という問いに、鬼龍院は「周りの人がやってないことをやるなよ」とピシャリ。大物歌手がファンに「あんたのためだけに歌ってるわけじゃない」と注意した話や、山下達郎も同じ問題をラジオで「僕は嫌だ。一番迷惑。あなたの歌を聞きに来ているわけじゃない」と言っていたことを引用し、説明した。

さらに「演者はファンを怖がらせてはいけない」というトークテーマでは、ゴールデンボンバーのメンバー、樽美酒研二の白塗りメークの変遷をたどった。09年の23年のメークを比較し、現在は白塗りに上塗りする赤い部分は当時より小さくなっており、マイルドになっていることを指摘。鬼龍院は「研二は幼稚園で子どもに泣かれて苦労したんだよ」と、樽美酒の努力について評価した。

イベントの最後は鬼龍院の07年頃のライブ映像を流して締めくくった。鬼龍院は「結局はステージに立たないと分からない。ライブってすてきってことで。演者も頑張りますんで。ライブに足を運んでくれたら、うれしい」と語った。