歌舞伎俳優尾上松也(38)が2日、東京・新橋演舞場で同日から始まる新作歌舞伎「刀剣乱舞 月刀剣縁桐」の初日前会見・公開舞台稽古に出席した。
人気ゲームを題材としたもので、今回が初演出。演者としても主演を務める。「みなさんに自分の思うことを具現化して形になっていく喜びは感じたことのない感情でした。役者時代になかった得るものがありました」と稽古期間を振り返った。
稽古では自身の出演シーンに代役を立てながら演出として全体を見ていったといい「非常に面白い感覚でした。いざ自分が立つと景色が違って、上手、下手、どちらから出て良いのかわからなくなることがあって、それは不思議な経験でしたね」。演出としての苦労については「休憩がない」といい「稽古で休憩に入っても、(演者やスタッフから)『ここはこうですか』と聞かれたりしているうちに休憩が終わったり…。あるあるですね」と語った。
演者と演出、どちらが大変かを問われた際は「どちらも大変だなと。それぞれの見方は違うけれども、良い物を作りたいという方向性は同じ」とし「(初日の)幕があくまでは演出家はかなり大変だなと思いますね。あいてからは役者の力がそれをどれだけ引き立てられるか。それをあらためて痛感しました」と話した。
会見には尾上右近、中村鷹之資、上村吉太朗、中村莟玉、河合雪之丞も出席した。



