俳優菅田将暉(30)松下洸平(36)が20日、グランフロント大阪・うめきた広場で映画「ミステリと言う勿れ」(松山博昭監督)の公開御礼トークショーを実施した。

田村由美氏の同名漫画を原作とし、22年1月期にフジテレビ系で放送され、大きな話題を呼んだ連続ドラマの映画化。原作ファンが「広島編」と呼ぶ待望のエピソードを描く。

ファン約4000人を前に、天然パーマがトレードマークでカレーが大好物の主人公の大学生、久能整(ととのう)を演じた大阪出身の菅田は「仕事で大阪に帰ってくると、うれしい気持ちになります」とあいさつ。

トークショーでは共演者に事前に聞いたミステリアスな部分についての回答が明かされた。菅田について「現場でご飯を食べているところを見たことがない」と証言に、菅田は「しゃべる量が多いので、おなかがいっぱいになると、脳が動かないように気がして。甘いものは食べたけど、炭水化物はおさえていた」と明かした。

物語のキーマンとなる車坂朝晴役を演じる松下には「ひたすらさわやか。眠たそうにしているところを見たことがない。寝たことがないのでは」との証言に、松下は「現場でキャストのみなさんにうれしくて、目が覚める」と強調した。

トークショーではハプニングも発生。松下がマイクを落とし、落下音が「ボコッ」。「ごめん、ごめん、ごめん」と大慌てでマイクを拾い、落とした場所を手でなでた。

会場が笑いに包まれると、菅田は「さすがっす! 14、15年、(俳優を)やってきているけど、マイクを落としたのを見たのは初めて」とツッコミを入れた。

トークショーには大阪市浪速区の「通天閣」の幸福の神様「ビリケンさん」が整くんの天然パーマにマフラーを巻いて、登場した。