歌手ばんばひろふみ(73)が18日、ラジオ関西「ばんばひろふみ!ラジオDEしょー!」で、74歳で亡くなった谷村新司さんについて「今週は…きつい」と言いながら、言い及んだ。

「月曜日、(番組収録終わりで)マネジャーから呼ばれて」と切りだし、谷村さんの訃報を聞いた。

「昨日、密葬が終わりました。べーやん(堀内孝雄)ときんちゃん(矢沢透)が出席しました。3時解禁ですとお知らせいただいたんですよ」

谷村さん死去を知った当時を思い起こし「すごい幸せなことで、ものすごい数の人が『ばんばん、大丈夫か』と。ショックはショックでね」と口にした。

谷村さんは今春、腸炎で入院し、手術するため、しばらく活動を中止すると発表していたが、ばんばは当時「ああ、そうかって。そんなに重い病気とは思えなかったんですよ。大腸がんとかやったらあれやけど。すぐに復帰すると思ってたんですよ」と振り返った。

ただ、その後、アリスのコンサートが来年に延期となり、谷村さんの夫人とは駆け出し時代からの旧知であることから、夫人に電話したという。

「そのとき『大丈夫やけど、傷がふさがれへん。ふさがるまで、物が食べられへん』と。体力も戻れへん、だから『体力戻すのに年内かかるやろ』って。僕は納得してたんですよ。来年、どっかで、京都とか大阪でやるやろうし、復活ライブを見に行こうと。それが突然の訃報ですよ」

いまだ、自身の中で受け入れられないといい、つらい胸中を伝えた。

「たとえばお見舞いにいって、危ないなとかあったら、実感としてわくじゃないですか。でも、誰も会ってない。会わせてもらえなかった」

その理由について「谷村新司という人はいい意味でも、悪い意味でも、ものすごく美意識が高い人なんですよ」と説明した。

ばんばはある時、谷村さんがやせていたため、大丈夫か問うたところ「違うねん、ダイエットしてんねん」と返ってきたという。

「ご飯に行っても食べへん。自分はこうあるべきやと律している人やったんですよ。病でガリガリになるわね、食べられへんで。そういう姿を見せたくなかったんやと思う」などと、谷村さんを思いやっていた。

谷村さんは大阪、ばんばは京都の出身で、東京へ行き、ともに下積み時代を過ごした。関西から生まれた名アーティストだった。

谷村さんは78年4月から86年12月まで、ばんばらとともに、MBSラジオ「ヤングタウン」に出演。文化放送「セイ!ヤング」でも共演していた。