京都の師走恒例「吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」が1日、京都・南座で初日を迎えた。今年は13代目市川團十郎白猿の襲名披露、8代目市川新之助の初舞台公演になった。

昼の部の幕開けは大阪の風情あふれる世話物の名作「双蝶々曲輪日記 角力場」。関取の濡髪長五郎に、中村鴈治郎がふんし、中村隼人演じる放駒長吉との男の意地をかけたやりとりを展開した。

新之助は、歌舞伎十八番のひとつ「外郎売」で初舞台。新之助ふんする外郎売が花道から登場すると、客席から大きな拍手が起こった。よどみない早口の言い立て、軽やかな立ち回りで観客を魅了した。

また、團十郎、市川ぼたんは「男伊達花廓」で親子共演。ぼたんの愛らしい手まり、踊りに続き、團十郎は粋でいなせな五郎蔵として登場し、華麗な立ち回りも披露した。

昼の部最後の演目は、ご当地京都の六波羅を舞台にした、歌舞伎十八番のひとつ「景清」。團十郎の襲名披露狂言として上演。今度は力強い立ち回りを見せ、客席から「成田屋」の声が響いていた。