俳優でモデルの長澤樹(18)の主演映画「愛のゆくえ」が、24年3月1日から全国で順次公開することが10日、決まった。

長澤は北海道で暮らす内気な14歳の主人公愛を、窪塚愛流(20)が愛の幼なじみの宗介を演じる。脚本・編集も手がけた宮嶋風花監督の、初の長編商業映画デビュー作となる。また、田中麗奈(43)が愛の母・由美を演じる。

「愛のゆくえ」は、宮嶋監督が生まれ育ち、慣れ親しんだ北海道を舞台に、孤独な少年少女の喪失から再生までの姿を、美しい自然と幻想的な世界観で魅せていく半自伝映画だ。長澤はセリフがほとんどない中、本心を内に秘めた難しい役どころを、窪塚は怒りと悲しみが入り交じる多感な青年を演じた。高校時代に母親を亡くしたという宮嶋監督の自伝的要素を込めた物語が、2人の演技と化学反応を引き起こしている。

物語は、愛と宗介の2つの家族を軸に描かれる。愛の母の由美は少しおせっかい、宗介の母親(林田麻里)はうまく愛情を表現できないながらも、2組の親子は懸命に生きていた中、宗介の母親が夫を亡くしたことで心を病み、愛と宗介と由美は3人で暮らしていた。そんなある日、けんかをして家を飛び出した宗介を探している途中、由美が亡くなってしまう。愛は父親に連れられて東京へ向い、宗介は北海道に残る。自然に囲まれた北海道と正反対の都会…引き離され、孤独な心を抱えた少年少女が、苦悩の中で何を見つけるのかを描く。

長澤と窪塚は、それぞれコメントを発表した。

長澤 「愛のゆくえ」の主人公【愛】を演じるんだと最初は意気込んでいましたが、いざ撮影となった時はとにかく全力で一生懸命でした。周りの方々の支えあってこそだったなと思います。窪塚さんと監督とは年が近かったので勝手にお兄さんお姉さんみたいに思っていました! それくらい親身になって寄り添って頂き、二人三脚で撮影していたなと思います。この作品に関わった方全員で細部までこだわって作り上げた作品になっています。ぜひ劇場でご覧下さい!

窪塚 自分が演じた役は、幼い頃に”愛”をなくし、幼なじみの家族を実の家族と思い生きていくと決意した中学2年生。自分が生きてきた20年間とは共通点がない上に1度も行ったことのない北海道での撮影。慣れない土地での芝居は、想像以上に厳しく、時には悔しい思いもしました。そんな中でも監督と長澤さんとのコミュニケーションが自分の大きな支えになりました。クランクインをして、長澤さんと初めて芝居を交わした時、抱えていた不安が少しずつ消え、宗介という役が初めてふに落ちました。お芝居に関しては、自分が悩んでる事を監督に伝え、疑問のままで終わることがないように話し合って作り上げていきました。本作品は、愛する人を失った事実とどう向き合い、生きていくのかという物語。これからご覧いただく方に問いたい。あなたならどう受け止めますか?

全国順次公開の決定を受けて、ポスタービジュアルと予告映像が解禁された。