桜田ひより(20)が、JR東日本の23-24年シーズンの「JR SKISKI」キャンペーンのヒロインに選ばれた。13日に同社が発表した。
「JR SKISKI」は、JR東日本が1991年(平3)から展開しているスキー旅行のキャンペーン。例年、今年の活躍が期待される俳優を起用し、タイアップ楽曲とともにCMを展開している。桜田は「仕事の帰りに教えていただきました。家に帰ってすぐに母に報告したら、泣いて一緒に喜んでくれました。私の夢のCMだったので、とにかく本当にすごくうれしかったですし、撮影がすごく楽しみでした」と起用を喜んだ。
桜田は「JR SKISKI」ヒロインのイメージを聞かれ「毎年毎年、すごく旬な俳優さんやモデルさんが出演していて、皆さん本当にキラキラしていてかわいくて、雪に溶けてしまうような“はかなさ”と、凜(りん)とした“女性らしさ”みたいなものをポスターでも感じていました。CMでも見るたび、本当にすごくキレイだなと思って見ていました」と印象を語った。
グラフィック撮影は“雪降るスキー場”のイメージの中で行われ、桜田は暖かそうな、淡いグリーンのジャケットに白いパンツを合わせた、寒色系のスノーウエアで登場。雪山にぴったりな、白いニットキャップにゴーグルを付け、実際の雪山でのスタイリングでの撮影となった。「スキーウエアを久々に着たので、やっぱり温かいなっていうことと、モコモコに包まれているのって、すごく安心するなぁっていう気持ちになりましたね。小さい時にたまに、家族でスキーをしに行っていたので、(着たのは)それ以来ぶりになると思います。10年ぶりぐらいになりますね。私は寒色系がすごく好きで、監督がイメージした衣装の色味も寒色系だったので、すごく個人的にはうれしかったです」と撮影を振り返った。
ウインタースポーツの経験について聞かれると「スノーボードはやったことはなくて、スキーだけありますね。ただ本当に遠い昔なので、ちょっと特訓したいなって思います。やっぱり冬といえば、スキーとかスノーボードにみんなでワイワイ行くっていうイメージがあるので、いろいろな方に、今年ウインタースポーツをたくさん挑戦していただきたいなって思いますね」と答えた。そしてスキー場でやってみたいこと、食べたいものを聞かれ「スノーボードをやったことがないので、やってみたいなと思います。やっぱり温かいものが食べたいので、カレーとか食べたいですね。すごくおいしそうです」と笑みを浮かべた。
冬の思い出を聞かれると「私が小さい時に住んでいた地域に、珍しく雪が降ってきて、兄と一緒に雪だるまを作った記憶があります。今でも写真に残っているんですけど、すごく防寒対策をしっかりして、小さい雪だるまを作っていました。誕生日とクリスマスが近いので、2倍楽しめるというか。12月は自分の誕生日もあるしクリスマスもあるし、年末もあるし大みそかもあるので、すごく行事ごとが多いイメージがあったので、いまだにワクワクしますね。街中がイルミネーションになったりとか、クリスマスソングが流れてきたりする雰囲気がすごく好きです」と答えた。
「JR SKISKI」23-24年シーズンのキャッチコピーは「雪よ、推してくれ。」。「ゲレンデマジック」という言葉があるように、雪には不思議と、景色や人をキラキラと見せるだけでなく、「いつもとは違う自分にしてくれそうな力」がある。そんな非日常の特別感をアピールしながら旅行への需要を喚起すべく、雪からの「推し」という、今の言葉を用いてプロモーションを展開する。キャッチコピーを引き合いに「いつもと違う自分にしてくれるもの」を聞かれると「お芝居ですね」と即答。「自分じゃない誰かになれるっていうのは、俳優さんの特権だなと思っているので、そこでやっぱり違う自分になっているなという感覚もあります。目の前にいる人とお芝居をしている感覚とか空間が、自分じゃない誰かになっている時間を過ごせているなって思いますね」と女優業への深い思いを口にした。
また“推し”については「推しは、おうちで飼っているワンちゃんが私の推しです。ずーっとワンちゃんを飼いたくて。念願のワンちゃんだったので、本当にかわいくて、いつも仕事から帰ってくると、しっぽを振って『おかえり~!』って迎えてくれることに癒やされます」と答えた。そして「寒くなったりすると、今年は『どんなお洋服買ってあげようかな~』と選びながら、推し活しているような感覚になっています。大切です。本当に家族なので、推してます!」と声を大にした。
23年の振り返りと24年に挑戦してみたいことを聞かれると「この1年、本当にすごく充実した時間を送らせていただいて、来年になって花開く作品もあります。今年頑張ってきたものが、来年皆さんのところにお届けできると思うので、それが一番楽しみだなっていう部分です。あと、(2023年は)20歳の期間だったので、来年の21歳からの年は、もう少し大人っぽくなりたいなって思います」と抱負を語った。