小芝風花(26)が主演するフジテレビ系「大奥」(木曜午後10時)の第3話が1日放送され、平均世帯視聴率が5・0%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から6・7%、4・7%だった。平均個人視聴率は2・7%で、第1話から3・9%、2・6%だった。

同局の連続ドラマとしては05年「大奥~華の乱~」以来、約20年ぶりに「大奥」が復活。愛憎渦巻く江戸城大奥を舞台に、将軍の愛を得ようともがく女たちの闘いを描く。小芝演じる素直で純真な皇族の娘・五十宮倫子が、10代将軍・徳川家治(亀梨和也)との政略結婚により正室として大奥に渡り、さまざまな試練と向き合っていく。

▼第3話あらすじ

五十宮倫子(小芝)の身だしなみを整えるお品(西野七瀬)が昨晩の御渡りについて問いかけると、倫子は「何もなかった」と口にし、徳川家治(亀梨)のことがよく分からないと話し出す。

早速、家治に抱かれなかったことで高岳(田中道子)ら女中の間で“添い寝姫”とあざ笑われる倫子。お品は怒ろうとするが、倫子に制される。倫子はお品にこの先自分の身に何があっても言い返してはだめだと命じており、倫子はお品にひどい目に遭って欲しくなかったのだ。

一方、倫子のもう1人の付き人、お知保(森川葵)は宿下がりで里帰りしていた。そんな折、倫子が家治と仏間で手を合わせていると、松島の局(栗山千明)が口を開く。なんと、松島は倫子の目の前で家治に側室を設けるよう迫ったのだ。だが、家治は「側室は必要ない」と返す。将軍家の血筋を絶やすことになると食い下がる松島に、家治は何も答えず去る。

倫子から次第を聞いたお品は、女中たちのうわさとして家治の父家重(高橋克典)と母お幸の方(紺野まひる)に関する悲しい過去を話す。倫子は家治のつらい身の上に思いをはせ…。

家治が世継ぎを望まぬという話は松平定信(宮舘涼太)も知ることとなり、父の田安宗武(陣内孝則)に告げる。また、家治が田沼意次(安田顕)の言いなりになっていると定信から報告を受けた宗武は、いいことを思いついたと不敵な笑みを漏らし-。