先日取材した、本田望結(19)の真面目で純真な人柄が印象的だった。子役としての活躍は日本中の皆が知るところ。その本田も今年でハタチになる。
取材が始まると、野球好きなだけあって「日刊スポーツさん読んでますよ~」と元気に声をかけてくれた。場の雰囲気も和み、話題は女優業へ。23年は「念願だった」という朝ドラに芸歴16年目で初出演。主演の神木からのオファーで実現したが、芸歴の長い本田でも同業者からのオファーは初めて。当初は「うそだ、そんなわけないって思いましたね」と耳を疑ったという。出演した「らんまん」では、神木と浜辺美波が演じた牧野夫妻の娘役を好演した。「私の演技次第では神木さんにもご迷惑かかるかも知れないし、そのプレッシャーはすごかったです」と真摯(しんし)に振り返る。「神木さんが撮影が終わったときに握手をして『ありがとう』と。そのときには役目を果たせたのかなという気持ちになれました」。業界の第一戦で活躍してきた神木の眼力があった。
本田と言えば、幼い頃から女優業とフィギュアスケートの両立に励む姿が印象的だ。昨年にはアイスショー「ワンピース・オン・アイス~エピソード・オブ・アラバスタ~」に出演した。女優とフィギュアスケート。「自分でも欲張りだなとかずるいなとかいう気持ちにもなる」という。ショーでは姉の真凜さんとも共演。漫画の世界観がクオリティーの高く表現されたショーは好評を得た。「小さい頃から諦めずに2つのことを続けて、フィギュアと女優さんの要素が混ざった舞台に参加できてすごく幸せだった。小さいころからのことを認めてくれたような、すごく大きい出来事でした」。どちらも手放すことなく、大切に育んできたからこその“ご褒美”だ。「フィギュアもお芝居も大好きなので、嫌いになるまで続けていたいです」と言い切る姿が、格好良かった。
ハタチになった自分については、想像とは少し違うという。「昔はハタチになったら結婚していると思いました」と照れ笑い。「お嫁さんになることが夢なんです。街でカップルの方が手をつないでるのを観ると、両方好き同士ってすごい。ニヤニヤしちゃうのですてきだと思います」と“恋バナ”にはしゃいだ。中身もすっかり大人だなと思ったが、年ごろの「本田望結ちゃん」の一面をのぞかせた瞬間が、ほほ笑ましかった。【望月千草】



