新海誠監督のアニメ映画「すずめの戸締まり」が5日の日本テレビ系「金曜ロードショー」(午後9時)で放送され、平均世帯視聴率が12・7%だったことが8日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は8・4%だった。同アニメは22年11月に公開され、今回地上波で初放送となった。

「すずめの戸締まり」は、原菜乃華とSixTONES松村北斗、深津絵里らが声優を務めた。九州の静かな町で暮らす17歳の岩戸鈴芽(原)が“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする「閉じ師」宗像草太(松村)と出会い、日本各地の廃虚を舞台に災いの元となる”扉”を閉めていく、鈴芽の解放と成長を描いた現代の冒険物語。

新海監督は、11年に発生した東日本大震災で、感じ、考えさせられ、高校生男女の入れ替わりを描いた16年「君の名は。」を製作。同作では、直接的に震災を描いてはいないが、「すずめの戸締まり」では、3・11を明確に描き込んだ。