窪塚愛流(20)が23日、東京・新宿ピカデリーで行われた初主演映画「ハピネス」(篠原哲雄監督)公開記念舞台あいさつで、サプライズで感謝の手紙を読み、ダブル主演の蒔田彩珠(21)を涙させ、逆に父洋介(45)からのサプライズの手紙に声を詰まらせた。
「ハピネス」は作家・嶽本野ばら氏の同名小説の実写化作品。窪塚は劇中で国木田雪夫を演じた。心臓の病気で余命1週間を告げられた、蒔田演じる高校生の山岸由茉から「わたしね、あと1週間で死んじゃうの--」と突然、告白されたことに戸惑いつつ、橋本愛(28)演じる姉月子にも応援され、彼女との幸せな日々を一緒に作り上げることに協力する。
窪塚は、蒔田と橋本、由茉の父英生を演じたシンガー・ソングライター山崎まさよし(52)と母莉与役の吉田羊に向け、降壇して手紙を読んだ。
「未熟者に、こんなにすばらしい役をありがとうございます。こんなに心揺れる役をやれたのは自分だけの力じゃない。蒔田さん、橋本さん、吉田さん、山崎さんのおかげです。作品に入るまでは、尊敬する俳優さんを引っ張る覚悟でいましたが、自分のことで精いっぱい。でも蒔田さんが大きな支えになっていました、にじみ出る魅力は完全に、まねることはできないですけど、一生、大事にしたい」
窪塚が手紙を読み終えると、蒔田は「うるっと、きちゃいました。私も主演も数えるくらいしかやったことがない。恋愛ものも初めて。やり終わって、完成した作品を見て、愛流君で良かった」と涙した。
続いて司会が、窪塚にはサプライズだった父洋介の手紙を代読した。
「『鍋をください』このセリフを絞りだした時の、お前の顔が好きだった。芝居なのか、お前自身なのか、お父さんにも、よく分からないけど、ピュアで、真っすぐで粗削りな役がとても、よく似合っていた。ずっと苦しんでいた役は、最後に空を見上げてハピネスを感じるためと追体験してくれたら幸い。たくさん感謝し、糧にしてください」
窪塚は「まさかの、まさか…自分がサプライズして、自分にもしてくださった。見たよと聞いて、ちょっとした会話しかしなかった。芝居のアドバイスをもらって、頑張らなきゃいけないと思った。ここまで褒め言葉をいただいていなかった。今、すごくうれしい」と声を詰まらせた。



