「六月大歌舞伎」が1日、東京・歌舞伎座で初日を迎え、時蔵が初代中村萬壽(69)を、梅枝が6代目中村時蔵(36)を襲名し、時蔵の長男大晴さんが5代目中村梅枝(10)として初舞台を踏んだ。

昼の部「妹背山婦女庭訓 三笠山御殿」は、時蔵の襲名披露狂言(演目)で、片岡仁左衛門(80)が劇中で披露口上を述べた。

仁左衛門は時蔵について「6代目さんは古風な芸風で、近年は大役をつとめられ、襲名は時を得たり」とし、梅枝について「芝居好きという点では親子3代の中でも彼が一番」と期待した。

時蔵は「この後も芸道に精進いたします」、梅枝は「どうぞよろしくお願い申し上げます」と元気にあいさつした。

夜の部「山姥」は萬壽襲名披露狂言。劇中口上を述べる尾上菊五郎(81)は公演にあたり「萬壽とは良いお名前ですね。浸透していくのに時間がかかるかもしれませんが、ますます活躍していってほしいですね」と話している。

「山姥」「魚屋宗五郎」では、中村獅童(51)の長男が中村陽喜(6)、次男が中村夏幹(3)として初舞台を踏む。