アニメ「ルパン三世」の峰不二子役などで知られる声優の増山江威子(ますやま・えいこ)さんが、5月20日に肺炎のため東京都の病院で亡くなったことが3日、分かった。88歳。所属する青二プロダクションや、アニメ「ルパン三世」の公式X(旧ツイッター)アカウントなどで発表された。
増山さんは、2020年度の第15回声優アワードで、津嘉山正種(80)とともに功労賞を受賞した。コロナ禍のため、都内の文化放送で例年、行われてきた授賞式は開催されず、その代わりに、同局で「文化放送 超! A&G+スペシャル 第十五回声優アワード授賞者発表SP」の生放送が行われた。番組には主演女優賞を受賞した石川由依、助演男優賞を受賞した島崎信長、助演女優賞を受賞した鬼頭明里の3人のみ生出演。その他の受賞者はビデオメッセーや文書で受賞コメントを寄せた。
津嘉山がビデオレターで受賞コメントを寄せた一方、増山さんは文書で受賞の喜びを伝えた。
「このたびは声優アワードの功労賞をいただきありがとうございます。キューティーハニーをはじめ、ルパンの峰不二子やバカボンのママほか、長年に渡って、本当にたくさんの作品に関わらせていただきました。魅力的なキャラクターを演じさせていただいた結果、このような賞をいただき大変光栄です。これまでご一緒させていただきました全ての方々に感謝し、この賞を受賞させていただきます」
コメントの最後には、声優として声の芝居を生涯、続けていく強い意志を示していた。
「これを励みにこれからも皆さまのご要望にお応えできるよう、そしてお声がけをいただける幸せを感じ、生涯現役で頑張って参ります」
69年の「ルパン三世」スタート時から21年10月の交代まで半世紀、次元大介を演じ続け、22年7月30日に89歳で亡くなった小林清志さんと同様に、声の芝居で全うした人生だった。



