女優松本麗世(17)を取材する機会に恵まれた。人気ファッション雑誌「Seventeen」のモデルで、インスタグラムのフォロワーは46万人と若い世代を中心に絶大な人気を誇り、4月期の日本テレビ系土曜ドラマ「なんで私が神説教」では小早川麻衣役で好演し、反響を呼んだ。

インタビュー中は笑顔が絶えず、すぐに松本の明るい性格が伝わってきた。鹿児島県出身で、23年の「仮面ライダーガッチャード」出演決定を機に上京。10代半ばで地元を離れる決断をしたことに相当な覚悟が伝わってきたが、「言語が伝われば生きてはいける。帰りたいときは帰ればいいや!と思って東京に来ました」と回答ポジティブすぎな回答に記者は思わず笑ってしまったが、思い返すと松本の明るさを象徴するエピソードだった。

小学生のころからクラスや近所の友だちを集めて活発に遊び、常に輪の中心にいたという。一方で自分が輪の中に入っていくことも苦にせず、「神説教」の撮影中は松本が現場で最年少だったが「同じグループの役者さんの中にグイッと入って、お芝居の中で仲の良さを出せるようにぐいぐい話しかけました」と、積極的にコミュニケーションを取りに行った。すぐに打ち解けてよく会話するようになったといい、コミュニケーション能力の高さも感じさせた。

自身の強みを問われると「役と向き合う力です」と答え、「役の感情を取り入れる共感力はあると思っていて、役への理解も早くできるようになっている実感があります」と語った。「神説教」でも自身が演じた麻衣と何度も向き合い、共感することで場面ごとの感情を整理したという。

さらにドラマを通じて「麻衣ちゃんは自分が楽しいことを優先して、誰かが傷ついていることに気づけないタイプ。私も楽しいことは好きだしみんなと楽しむことが好きだけど、誰かが傷つくことはすごく嫌。言葉のイジりとかも、本人は笑っていても本当は傷ついているんじゃないかな?とか、そういったことも考えるようになりました」と共感力を高めたと語った。この共感力の高さや純粋な心がコミュニケーション能力につながり、周囲に人を集められる理由なのだろうと感じさせられた。

それでも自身の持ち味を「根性です」と即答するガッツの持ち主でもあり、話が進むごとに女優として、タレントとしての魅力があふれていた。まだ17歳。これから日本を代表する女優に成長していく松本を、今後も注目していきたい。【野見山拓樹】